雑種(ミックス)の魅力
雑種とミックス
純血種でない犬のことを昔は、雑種と呼んでいましたが、雑種というと純血種より劣るイメージがあるので、最近は、「雑種」の代わりにに「ミックス」と言うことが多くなりました。ミックスというのは、英語の「mixed breed dog」から来ているのかなと思います。
他方、ペットビジネスに関わる場では、純血種同士を交配した犬のことを「ミックス犬」とか「ハーフ犬」と呼び、それ以外の雑種と区別していますが、学術上の定義がある訳ではありません。
ですので、このサイトでは、「ミックス犬」も「雑種犬」も同じ意味(=異なる2つ以上の犬種が混じり合っている純血種でない犬)で使うことにします。
ミックス犬、雑種犬の魅力
純血種は、犬種毎に特徴があります。外見(体型)だけでなく、性質もそれぞれ違いますので、そのような特徴、性質が、まさに純血種の魅力だと言って良いでしょう。
一方で、ミックスの魅力ってなんだろうと考えました。
ゆうには、異なる犬種の血が混ざっています。譲り受けたボランティア団体さんからは柴犬の血が入っているらしいと聞いていますが、それ以外にどんな犬種の血を引いているのかはわかりません。ゆうと暮らす中で感じる魅力と言えば、、
飼い主の目から見た最大の魅力は、他にどこにもいないオンリーワンの存在だということでしょうか。ゆうの場合、ぴんと立った耳、まっすぐで長い前足、柴犬のような巻尾、など、他では見ない外見をしています。色々な血が混ざっていることで、世界で唯一の存在であることを感じます。
それから、これはよく言われることですが、体がとっても丈夫です。ゆうは、今まで病気にかかったことがないので、狂犬病の注射、定期的なワクチン接種、フィラリア検査など以外で動物病院へ行くことはめったにありません。いろいろな犬種が混ざることによって、遺伝的に強くなる傾向があると言われますが、このことは実感できます。
また、外見的にも内面的にも、未知の部分があることも魅力と言えます。ゆうを引き取ったとき、ゆうはおよそ生後6か月くらい。成犬になった時の大きさや性質もわかりませんでした。普段は少し臆病で、甘えん坊なところもある、どちらかと言えばおとなしい性格ですが、初めてドッグランに連れて行った時、走る姿には、本当に驚きました。広いドッグランを疾走する姿は、野生の動物を連想させ、見惚れてしまいます。そんな時の表情は自信に溢れ、活き活きとしていて、犬本来の姿を見た気がします。
この先も、いろいろなことを経験していく中で、ゆうがどんなふうに成長していくのか、とっても楽しみです。