夏バテ
梅雨に入った頃くらいからでしょうか、ゆうの食欲が落ちてきました。
ゆうは、本当に食べるのが大好きで、普段であれば、いつもあげているドライのフードを夢中になって、ぺろりと平らげているのですが、それが、フードをあげてもしばらくお皿を見つめ、「食べて」と言うと、少しづつ食べ始めるものの、半分くらい食べたところで、「もういいや」といった感じで、食後の歯みがきおやつをねだります。
湿気が高くなってきて、日によっては気温も高くなってきた頃です。少し早いけど、もしかして夏バテ?そういえば、去年も暑くなってきた頃、食欲が落ちたときがありました。
犬の多くは、暑さに弱く、夏バテをすることもあるそうです。犬には、汗をかくための汗腺(エクリン腺)が肉球を除いた体の他の部分では十分に発達していません。ですから暑くなっても、汗をかくことができず、もっぱら口を開けて荒い呼吸(パンティング)をすることで、口内の水分を気化させて体温調節をしています。
ゆうは暑さに強いほうで、少し暑いくらいの日でも全く気にしないようです。先代の柴犬のとむは、ちょっとでも暑くなってくると、涼しい廊下に避難していましたが、ゆうは、下手をすると窓辺の日がさす場所で寝ていたりします。それでもフードは食べ切れません。
仕方がないので、おやつをフードの上にかけてあげると、食欲が出るようで、少しは食べるようになりました。
そうこうしているうちに、梅雨も明け、毎回、おやつを振りかけてこれが習慣になっても困るなと思い、試しにドライのフードにお湯を少しかけてふやかしてからあげてみると、うそのように夢中になって食べました。お湯をかけることで、フードのにおいが強くなるので、それが刺激になるのかもしれません。
それ以来、フードにお湯をかけてふやかしてあげることにしていますが、今のところ、これがかなり気に入っているようで、ご飯を用意していると、これまでのように、早く早くとせかすようになりました。
おそらく夏バテだったのでしょうが、フードにちょっとお湯をかけただけで、ここまで変わるとは。まあ、なんであっても、軽い程度でよかったですが。