保護犬について,  犬のいる暮らし

新しいクレート

ゆうのクレートを買うことにしました。東日本大震災以来、災害対策ということで避難グッズを揃えたりしていましたが、気になっていたのはゆうのこと。ペットの災害対策も考えなければと思っていました。ペットがいる場合、万が一、地震などにより災害が発生した場合、避難所で生活することになる可能性があります。今ではペットがいる家庭は、同行避難が大原則ですが、ペットは避難所でフリーにすることはできません。クレートが避難所での居場所になるため、普段から使っている自分のクレートがあれば、少しは落ち着くのではないかと思ったのです。

問題はクレートに入り、扉を閉めた状態で落ち着いて過ごせるかどうか。ゆうは、普段、寝る時を含めて、リビングでフリーにしています。過去の経験によるものか、閉め切ったせまい場所にいることが苦手なのです。今まで使っていたケージも最初は警戒していましたが、ケージの中でご飯や水をあげることで慣れていきました。それでも、ずっと扉を閉めて入れておくことはできません。

避難生活を考えると、最終目標は扉を閉めた状態で、クレートの中でおとなしく過ごせることですが、まずは、扉を開けたままででも、怖がらずに中に入れるようにしたいものです。

クレートが届いた!

最近、ペットショップで取り扱うものは小型犬用が中心なので、インターネットでいろいろ調べ、扉が2つついている「ペットロッジ DDクレート」というものを買うことにしました。

クレートは、段ボールに梱包されて届きました。組み立てるとこんな感じになります。

段ボールの箱に入って届きました。
組み立て終了。出入口が2つあります。

結構、大きいです。しばらくは真ん中の扉は外しておくことにしました。まずは、ここが怖い場所ではないことをわかってもらうために、ご飯で釣ることにしました。

ゆうのフードを中に入れます。

最初はかなり警戒していましたが、上半身を中に突っ込んでご飯を食べてくれました。人一倍(犬一倍?)、食べることに執着が強いのが幸いしました。作戦成功です!

フードを前に待ての指示。
わーい、ご飯だ!

でも上半身を突っ込めば、フードを入れたお皿に届くため、クレートの中にすっかり入ることはありません。中に入って扉を閉めても大丈夫になるまでには、まだまだ時間がかかりそうですが、いったん、怖いものだと思い込んでしまうと万事休すですので、慌てず、辛抱強く、やっていくしかありません。

入っているのは上半身だけ。お尻は出てます。

災い転じて、、、?

クレートが届いてひと月ほど経ち、大分、慣れてきたようですが、やっぱり体を全部入れることはありません。そんな中で、先週、転機が訪れました。

台風15号が上陸した翌日、この日は夜9時頃から雷が鳴り始め、その音が次第に大きくなってきました。雷が苦手な犬は多いですが、ゆうも大の苦手です。雷が聞こえだした途端に、そわそわし始めました。いつもこの時間はソファで丸くなっていることが多いのですが、リビングとダイニングのあちこちに場所を変えて、落ち着きません。そうこうしているうちに、どうしようもなくなって、なんと自分からクレートの中に入ったのです。

雷が怖くて、なんとクレートの中に。
中で丸くなってます。
ちょっと興奮気味です。

これには、私たちもびっくり。犬は狩りをしていた大昔、穴倉で暮らしていたと言われており、その名残で狭い場所を好むといいますが、そんな本能が働いたようです。これまでご飯を食べたりしていたクレートを安全な場所だと感じたのでしょう。

少し落ち着いて来たかな。

クレートの扉を閉めても大丈夫になるまでには、まだまだ時間がかかると思いますが、思いもかけず、最初のハードルをクリアできました。ゆう、がんばろうね。

がんばろうね。

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