それぞれが持つ個性
犬によって性格が違うのは、当然と言えば、当然のことなのですが、我が家でも先代犬のとむと、ゆうの性格は、正反対と言って良いくらい全く違います。とむは、柴犬ということもあるのでしょうが、自分をしっかり持っているというか、周りに惑わされない気質を持っていて、自分の気持ちに実にストレートでした。ボール遊びをしているときは、そのボールが欲しい!って感じで夢中になって追いかけていきますし、おやつなどをあげるときは、必死におやつをねだります。出張などで暫く家を留守にして久しぶりに帰ってくると、壊れてしまったんじゃないかと思うくらい大興奮で飛びかかってきたり。。
一方のゆうは、周囲を気にかけたり、私たちの様子をうかがうなど、少し控えめなところがあったり、気持ちの伝え方もちょっと複雑なところがあります。
普段はリビングのソファや床で寝そべっているのに、何故か、ケージに入っているので、どうしたのかなと思うと、水飲み用の器が空になっていたなんてことがあります。水がないことを知らせに来たりとか、吠えたりして教えてくれればよいのですが、そういうときに限ってどういう訳だか、けなげに(?)黙って待っています。
また、私たちがテレビを見ていると、傍にいたはずのゆうが、テレビの前まで行ってこちらを見つめたり。テレビばかり見てないで僕をかまって!ということなのでしょうが、直接、私たちをつっつくのではないのですね。
ゆうのもう一つの特徴は、よく声を出すことです。とむは、家の中でも外でも、ほとんど吠えたり、鳴いたりしたことがありませんでしたが、ゆうは、何かにつけて、吠えたり、鳴いたり、いろいろな声を出します。
散歩に行く前や後の興奮しているとき、
美味しいものを食べたりして、うれしいとき、
車に乗せられて、ちょっと不安なとき、
爪を切るなど、嫌だけど我慢しなければならないとき、
雷が鳴ったときなど、怖い思いをしたとき、
猫などを見つけて威嚇するとき、などなど
それぞれの場面で全く違う声のトーンで吠えたり鳴いたりするので、同じ犬の声とは思えないほどです。
おそらく、ゆうとしては、声を出すことで私たちや周囲とコミュニケーションをとっているんだと思います。
犬種による性質の違いもありますが、それぞれの性格の違いは大きいと感じます。こういった個性も、犬と暮らす楽しみのひとつです。