保護犬について,  動物福祉

NHKドキュメンタリー「家族になろうよ」

2月23日(土)にNHK BSプレミアムで放送された、「家族になろうよ―犬と猫と私たちの未来―」という、保護犬、保護猫に関する番組を観ました。お昼から夜中まで、実に3部構成で、合わせて6時間近くをかけて生放送していたことからも、NHKが特に力を入れて、この問題を取り上げていることがわかります。

出演は、糸井重里さん、石田ゆり子さん、旭山動物園元園長のかた、など。
この番組は、昨年5月に引き続いての第2弾だそうです。

第一部、実際にスタジオでは、新しい家族との出会いを求めて、たくさんの保護犬たちが、一匹一匹、紹介されていました。どの子も、とても可愛くて、保護犬であることを忘れて見入ってしまいます。

保護犬、保護猫というと、何か特別な存在のように思われるかもしれません。確かに彼らは、普通の子と違って、過去、つらい体験をして、今、ここにいる訳ですし、そのような体験によって傷ついた心がまだ癒えきれていなかったり、健康を損なってしまった子もいます。それでも、愛護センターや動物愛護団体、獣医さん、その他、いろいろなボランティアの人たちのサポートによって、家庭に迎えることができるまでになっています。

実際に接して見ればわかりますが、その愛くるしさは、普通の犬や猫と何も変わりません。そのことを、たくさんの人にわかってもらい、新らしく犬や猫を家族に迎えようと思ったときに、保護犬、保護猫から迎えることを、あたりまえのように考えられるような世の中になってほしいと願っています。

そしてこのような番組を通じて、一人でも多くの人に、保護犬、保護猫の状況について、知ってもらいたい。そのことが、捨て犬、捨て猫の問題を解決していくための大きな力になるのだと思います。

また、第二部以降のイギリス、台湾、ブラジルにおける捨て犬、捨て猫を保護する取り組みの紹介や、犬猫の保護にあたっておきている様々な問題についての出演者の方々の話しを通じて、今の日本で、何ができるかを考えていく良い機会を与えてもらいました。

動物愛護法の改正(今年も改正の動きがあります)や、犬猫の殺処分数の大幅な減少など、日本の犬猫保護の状況は一昔前から見ると大きく前進していると思いますが、まだまだ取り組んでいかなければならない問題がたくさんあります。

保護犬、保護猫のことや、そのような問題についても、今後、このブログの中で取り上げていきたいと思っています。

ゆうも保護犬です

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