保護犬について,  動物福祉

ニューヨーク州のペット販売規制法案

米国で7月21日は、「No Pet Store Puppies Day(ペットショップで子犬が売られることに反対する日)」なのだそうですが、奇しくもこの日、ニューヨーク州議会の上院で、ペットショップが犬、猫、ウサギなどのペットを販売することを禁止する法案(New York Puppy Mill Pipeline Bill)が可決されました。今後、下院で審議のうえ可決されると州知事の署名をもって正式に成立することになります。まだ具体的にいつになるかは未定ですが、成立すると、カリフォルニア州、メリーランド州に続き、3番目となるのだそうです。

米国においても、劣悪な環境で大量の子犬・子猫を繁殖させる業者(所謂、パピーミル)の存在は、動物福祉の観点から問題となっています。ASPCA(The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals アメリカ動物虐待防止協会)によると、ペットショップで販売されている子犬・子猫の多くは、中西部から南部に存在するパピーミルから、ブローカーを通じて仕入れられているそうです。ニューヨーク州は、子犬を販売するペットショップが最も多く存在する州のひとつであり、これらのペットショップでは多くの場合、パピーミルから仕入れた子犬・子猫を「信頼のおけるブリーダーから仕入れた健康状態の良い子犬・子猫」として販売していると指摘されています。

可決された法案は、ペットショップが子犬・子猫を販売することを禁止することで、パピーミルの供給ルートを断つことを狙ったものですが、ペットショップの店頭を保護された犬・猫の譲渡の場として活用してもらい、犬や猫を飼おうとする人たちが、子犬・子猫を買うのではなく、保護犬・保護猫を引き取るように促していくことも期待されているようです。

日本でも、ちょうど、来年6月施行予定の環境省令による数値規制が検討されているところですが、悪質な繁殖業者を取り締まることに加えて、ペットショップが保護犬・保護猫の譲渡の場となるような取り組みが出て来れば良いと思います。

GREEN MATTERSの記事(英語)
New York Senate Passes Bill Banning Pet Stores From Selling Puppy Mill Dogs
ASPCA関連記事(英語)
No Pet Store Puppies Day Is Tuesday, July 21
Breaking News: NY Senate Passes Bill to End Retail Pet Sales

朝の散歩後、玄関前でひとやすみ

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